■ MAE today

この欄には当研究所の近況や、今思うことなどを概ね1回/月のペースで気ままに書いていこうと思っています。どうぞお気軽にお読みください。 

12.08:何とかしてほしいこの暑さ

イギリス

あー、こんなにのどかで美しかったんだ。
みなさんももちろんご覧になったんではないでしょうか、そうロンドンオリンピックの開会式です。
寝苦しくてうつらうつらの中で見ていたせいか、演出のストーリーが分かり辛かったですが、何となくイギリスの歴史文化の描写らしい。平原か草原にこぎれいな衣装をまとってのどかに平和に暮らしている人々。
そのうちどんどん人が多くなり何だか暗くなってきました。巨大な煙突がにょきにょきと現れ人々も黒く汚れ、活気に溢れてると言えなくもありませんが、人々の表情はしんどそうです。息苦しくなって来たころ追打ちを掛けるように黒い妖怪が現れどんどん大きくなっていき人々を脅します。
そこへメリーポピンズが空から退治にやってくるという、この下りはピンときませんがその後の主役は子供たちです。
子供政策が充実しているような説明でしたが、多くのおとぎ話やファンタジーに子供たちの目が輝き踊り出します。そしてそのままロックの世界に。

まとまらない記述ではなはだ恐縮ですが、正直理解できないストーリーで、合間合間に、女王陛下、007、ハリーポッター、炎のランナー、Mr ビーンなどなど、多くのキャラクターたちが楽しませてくれましたが、実はこの開会式でイギリスのイメージが変わりました。紳士淑女、ハイササイアテイ、この国から生まれてくる先端のものに目を取られて非常に洗練されたイメージを持ってたのですが、大変土着的で人間臭い、そんな国なのではと思い改めました。
イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランド、そしてアイルランドという各地域に、古くからの大地に根ざした素朴な生活の営みの上に今があり、産業革命以降更に多様で雑多な価値観が生まれ混ざり合い、決してスマートと言えない一種混沌とした状態が見てとれたような気がしたのです。
今までイギリスにはあんまり興味がなかったのですが大変気になる国になりました。

*今月は正確性に乏しい上多分に私の勝手な思い込みの内容となり申し訳ありません。この暑さのせい、とお許しください。

12.08.01