■ MAE today

この欄には当研究所の近況や、今思うことなどを概ね1回/月のペースで気ままに書いていこうと思っています。どうぞお気軽にお読みください。 

12.09:まだ続くかこの暑さ

北ヤード

以前から幾度か紹介させていただいている建築協会の現場見学会。
今回は少し日が経ちましたが7月に話題の梅田北ヤードで開催することが出来ました。
いやあ、暑い日でした。そんな日に総勢40名と現場の方々にはいろいろとご苦労をおかけしたと恐縮しますが、さすがに話題の大型現場。見所一杯のなか、設計及び施工の説明から一通りの現場ラウンドまで、2班に分かれてきびきびと、実にスームスに案内いただき誠にありがとうございました。

まずは大きな仮設エレベータで最上階へ。そこから階段で最頂部のヘリポートへ。大きなタワークレーンの頭が目の前に見え迫力満点。しかも市内の眺望も抜群とくれば、肝心の現場の仕事を見ている学生がほとんどいないのもしようがないか。
その後はオフィス階を順に下る。オフィス部分は躯体工事が終わり下から順に内装(仕上)が始まってるのでその工程を階ごとに上から見て行く感じだ。
まずは仕上が始まったばかりのフロア、そして中間、ほぼ最終段階、最後にモデルルームとして仕上げられたフロアまで。こうやって順に見ると仕上がっていく段階が大変良くわかり、何とも贅沢な教科書のようである。
惜しむらくは躯体が終わってるせいか、全ての階が大変奇麗で、ものづくりの現場、というイメージが伝わったかどうか。もう少し前の段階が見れていればもっとダイナミックな体験になったかもしれないと主催側として少し反省。

  

そのまま下り低層階の商業ゾーンへ。書き忘れたが高層部の柱はCFT(Concrete Filled Steel Tube)構造のため柱が細く、低層階での印象が大分違う、それを実感。最後に地下にあるコンベンションホールへ。まだガランドウの大きなコンクリートの箱であるが、是非ともこの感じを覚えておいてもらって完成後に比較して欲しい。
最後に地上へ戻り今回の仕上の目玉、特殊骨材入り彩色コンクリート磨き仕上(勝手に命名しました)の外装を見ながら事務所へ。ここまできっちり1時間。工事長の大変分かりやすい解説とスタッフの方の心配りで20人の大集団が無駄なくスムースに見て回ることが出来、改めて誠にありがとうございました。

もうこんな規模の現場は見ることがないかも、と思うこの現場も工程表を見るとオープンがH25春予定ともうすぐだ。大阪駅の大改装に続いてさてどんな風になるのか、現場を見せてもらうと余計楽しみである。

12.08.31