14.01:新しい年のごあいさつ

新年2014
あけましておめでとうございます

毎年年の暮れからお正月に掛けてここに何を書こうか頭を悩ませます。自分の文章力や思考の浅さがそのまま現われるので怖い反面、書く事で頭の中が整理されその時は非常にすっきりした気持ちになれるのです。
昨年は仕事というより建築を通じていろんな方に巡り会い多くのものを得た節目と言える年でした。
ヘリテージ、古民家、近代建築等に限らず、それらの周辺を含めていわゆる古いものに改めて興味をもち、いろんな人がいろんな活動をしているのを目の当たりにし、おおきな刺激を受けたのです。
そういう人たちがすぐ身近にいたのに学んでこなかった、と言う反省の中で見つけたテーマはありきたりですが、継承、繋ぐことです。
建築はやはり残して繋いでいかないといけない。新しい建築は残るべく魅力と力がないといけない。我々はそれを双輪として日々の仕事を進めていかねばならない、と言う事を強く思った1年だったのです。
先月の「懐かしさ2」は、不揃いな混沌とした現況を非としたのではなく、建て替わっていく個々の建物に時を蓄える力があるとは思えない事を悲観的に書いたつもりです。
地道に活動されてる人たちの力が徐々に大きな輪になる事を願って私もその一員に加わりたいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。

14.01.03