14.09:書こうと思いながらなかなか書けないものですね

Petajavesiの教会

もう2ヶ月も前の6月になりますが、Finlandへ行ってきました。ほんの1週間ですが気ままな一人旅、今回で3回目です。
関空からHelsinkiへダイレクト便があるのも嬉しい。飛行時間は10時間、でもやはりエコノミーは狭いですねえ。
目的はもちろんアアルトの建築を見て廻ること。訪れたのはHelsinki、Jyvaskyla、Turku の3都市。到着したHelsinkiが思ったより暖かくこれはいい、と思ったのですが・・・

以前行ったのは冬だったので分からなかったのですがなんと天候が山のように不安定。晴れ間が出ると暑いくらい、でもすぐに暗雲に覆われ雨に降られ気温も一気に下がる。こうなると寒い。時たまみぞれや雪になりしばし凍れる。でも晴れるとまた暑い。今年は世界中が異常気象なんだろうか。
土地の人も半袖Tシャツの若者がいれば、冬物のようなコートのご婦人も。こちらもTシャツにブレザーのつもりが万が一のため持参したパッチ+ダウンジャケット+レインコートを手放さずに廻ることとなりました。

それはともかく、
Finlandは森の国、湖の国、Jyvaskylaは国の中央辺りにあるアアルトの故郷、Helsinkiより電車で3時間半、車窓風景は何とも美しい。そこからさらに電車1駅でPetajavesiへ。築250年の木造教会が一つあるだけの小さな村だがここは世界遺産。
しかし駅は無人でプラットフォームもなく誰も降りないし乗らず、駅とは気づかず、発車寸前で車掌さんが教えに来てくれた。そこから徒歩10分、目的の教会はぽつんとそこにあった。とても世界遺産の観光地とは思えない村でそれがFinlandらしいといえばらしいのだが。

教会は美しい。
木で造られ木で仕上げられてる。角材が交互に組まれた校倉造りの上にボールト、8角ドームが乗っている。外観は多分に地域性を感じるが内部は幾何学に則った古典的な空間である。
築250年、それなりに痛んでいるものの今でも現役(夏の間だけ)の教会らしい。やはり建物は使わないといけない。
のどかで清々しい教会、村でした。

*6/20(日本の夏至?)はfinlandのSummer Festival 。旅行者はこの日は要注意!何処も休みで誰もいません!

14.09.02