15.05:春は一気に過ぎもう初夏です

尼崎城

しばらく前になるが阪文建の集まりがあり覗いてきました。「阪文建」これだけでどういう団体か分かればあなたは相当なプロです!
かどうかは知りませんが正式には「阪神文化材建造物研究会」で阪神間の文化財を定期的に見回りホームドクター的な活動を主とするNPO団体で、その活動は文化庁の委託事業にも選ばれています。議題は「登録文化財を今後どう活かしていくのか」末永い覚悟が必要な活動です。
参加者は文化庁、兵庫県、尼崎市初め文化財の所有者管理者であり、正面から問題を見据える座談会は有意義で今後の活動が期待されるものでした。
会場は尼崎市立文化財収蔵庫。かつての小学校が利用されており、いろんな展示で尼崎にはたくさんの文化財がある歴史ある街なのだと初めて認識しました。

 

その展示の一つに尼崎城の模型があった。恥ずかしながらお城があったなんて今まで知らなかったがそれを見て愕然とした、その美しさに。
環濠都市と呼んでいいのだろうか、運河や堀に囲まれ整然とした街は高密度でありながら秩序正しく気品にあふれ、中央のお城が全体をきりりとまとめる求心力を持つ素晴らしい都市だ。
尼崎と言えば阪神間随一の重工業地帯。そのイメージと全く折り合わない美しさにえも言えない喪失感を感じつつ、これからの可能性としてだれか復元してくれる人が現れないか、などと夢を見る、いや見たい、そう思わせるものでした。
頭の中に憧れの街が一つ増えました。

最後は阪文建と関係なくなりすみません。
阪文建のHPはこちら。
http://hanbunken.blog.fc2.com/

15.05.05