21.06:追い打ちのような梅雨入り。早くスカッといってほしい。

ダンボールの椅子

ここ数年ダンボールに興味があり建具や家具に使ってきた。軽くて強くてそしてリサイクルの代表選手的なところが魅力だ。
使ってるのは通常の梱包材ではなくK11と呼ばれる強化ダンボールで、表面の未晒しの肌合いがマットで品があり、波型の小口も意匠として面白く大変気に入ってます。

しかしこの波型のリブが曲者で、つまりどの建築材料にも共通のように思いますが、力を伝える方向性がありそれを間違えると脆くて弱い。また紙のフラッシュなので小口の処理が悩ましいが、この小口が見えないと魅力がなくなるので割り切って切りっ放しで使っている。
この辺り一緒にやってもらってる制作会社さんに頼りっぱなしで偉そうには言えませんが、最近素人ながらも少々コツが分かってきました。

 

思い立てば自分ですぐ造れる、つまり正確さには欠けるけどカッターで加工できるので、原寸あるいは1/2程度の模型で検討できるのも良い。

そんなこんなで棚や椅子や小物を試作してるのですが、先日制作会社さんが「紙で作るプロダクト」の春の展示会をやることとなり、その一角に組立式のスツールを置いていただきました。思った以上にガッチリ強固に組み上がり、今までとはまた違った物づくりの醍醐味を味わいました。

21.06.01
21.07.05一部修正