25.04:未だ気候は不安定ですが桜が咲き始めました。
新ジャポニズム
たまたま見たNHKのテレビ番組のタイトルです。
この日のサブタイトルは「デザイン」。
海外から見た日本のデザインの素晴らしさが紹介されていた。
織物や工芸品のように伝統的な技術や技法を継承する中に新しいアイデアを加えて革新を起こすものや、素地は全くないか、あるいは別のところからインスピレーションを得て、本当に新しい発想を具現化する革新性のあるもの、などがありました。
衝撃を覚えたのが二つあります。
一つは折り紙がヒントになった1枚の衣服でした。
折り紙で作られた(ような)1枚の布がありそれを型に当てながらアイロンのような器具を使って蒸気(熱?)で成形していく映像でした。
従来ならパーツごとに型紙から布を切り抜きそれを縫い合わせていく、部分から全体を作り上げていくようなイメージですが、これはいきなり全体が出来上がる。折り紙は形を作るのではなくシステムを作っている。
成形の最後(だと思うのですが)に前側に一筋だけチャックで結合するようで、S,M,Lなど大きさの区別なく元の布から自由に成形できる。そして想像ですが身体に合わせてまた形を変えられる、そんな衣服でした。
二つ目はそれに続いて現れた中国にある石上純也氏設計の水の美術館です。
その映像がまた衝撃でした。
上空からは山間の池(川?)を縦断する白い1本の帯のような人工物ですが、その内部は壁のない通路状の空間で、床面は浮いてる感じはなく水底が隆起しているように見え、両サイドはガラス面の足元から水面の水があふれて来てるのにまず驚きます。
またうねりながら続いていく床面とガラス越しの水面と屋根面に白く優しい光が反射しながら交錯し、その連続面に一定間隔で立つ柱がリズムを刻み、美しく気持ち良い空気にあふれる内部、なのに外部とも感じられる、そういう環境の中にいる感覚です。
自然と一体化する環境としての建築、外と内の連続性、今まで語られてきた言葉がまさに現実化しているように思えて素晴らしかった。
こちらも部分と全体という発想ではなく、初めから全体を構想しそれを支える最低限の建築要素が抽出されたように思えます。
日本のデザイン、確かに素晴らしく刺激でいっぱいです。
25.04.01 |