26.03:春がやってきました。

建築学生ワークショップ

先日建築士会へ立ち寄った時あるパンフレットで建築学生ワークショップなるものがあると知りました。
それは建築や環境デザインを学ぶ大学生を対象にした地域滞在型ワークショップで、日本各地の開催地の歴史や地域環境を学びながら、その場所で実際に小さなフォリーを制作するというもの。
今年の開催地は奈良の法隆寺でその案内のパンフレットが大変充実しています。


法隆寺の住職と運営している建築家や先生方の座談会で、日本最古といわれる法隆寺の特徴が建築物の視点というよりその立地の視点から語られています。
湿地帯だった奈良盆地で水が抜けていく一番深いのが大和川らしい。その大和川を前にする平野のような場所で背後に山があり南に開いている土地が良いという四神相応の考えのもと選ばれたらしい。
法隆寺のような古建築では木構造に焦点が当てられるのが普通で、もちろんその技術が偉大な伝統ですが、その場所のどこに建てるのかという建築の基本を改めて感じました。
一概には言えませんが、お寺は地盤が強固な山裾に建てられるイメージがあって、斜面を駆け上がり見上げることで豪壮な建築物の印象がありますが、ここ法隆寺は柔和で優しい印象を抱いておりました。
その謎が解けたような気がします。
この場所で学生たちがどのようなことを考えるのか楽しみです。

26.03.01